プロジェクト
オリエンタルコンサルタンツは厚木市から、幹線道路の混雑を解消し、公共交通の利便性を向上するための検討業務を受注。事業を進めるなか、利用者目線で見ると、市の中心である本厚木駅北側も改良すべきであると判断しました。公共交通へのアクセス性や鉄道路線との乗り継ぎの容易性、エリア内の回遊性に課題があると感じられたからです。
そこで、幹線道路の混雑解消だけでなく、さまざまな交通課題を解決するための総合事業に着手しました。まず、定点カメラで計測した人や車の流れのデータをもとに、本厚木駅北側を3次元モデル(VR)で再現。そして、厚木市が計画している施策を実施した場合、交通状況にどんな変化や効果が生まれるのか、VR上でシミュレーションできる環境を構築しました。試行した結果、車両視点・歩行者視点の両方で「見える化」され、将来の課題を事前に把握することが可能に。今後はデータ活用や管理、運用の在り方などを検討していきます。