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【インド共和国】「インドのシリコンバレー」を救う上下水道プロジェクト

ソフトウェア産業の中心地であり、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれるベンガルール都市圏(旧称:バンガロール)。同地域では、急速な産業発展と人口増加に伴い、都市圏が拡大し、水需要が増え続けています。一方で、上下水道の整備が追いついていないことによる慢性的な水不足や、不衛生な居住環境が長年の課題となっていました。そこでOCGは、3社とJVを組み、総額約800億円の円借款を活用した「バンガロール上下水道プロジェクト(Phase3)」を進めています。

本事業では、ベンガルール都市圏から約70km離れたコーヴェリ川を水源とし、付近に浄水場や送水管を整備することで、給水量の増加を図っています。加えて、現状は水道を利用できていない地区へ配水できるよう、配水網を整備。合わせて、下水処理場の設置も進めています。なお、本事業で整備した浄水場施設、ポンプ場施設および監視制御システムには、本邦企業の東芝ウォーターソリューションズやクボタ、酉島製作所、三菱電機の技術を採用しています。これらの取り組みにより、地域住民の居住環境の衛生改善や、産業のさらなる発展が見込まれます。また同市内には、トヨタ自動車や楽天などの製造業やIT産業を中心とした多くの日系企業が集積しているため、新たな上下水道施設の完成による、企業活動の活性化も期待されています。今後もOCGは、上下水道整備事業の実施を通じ、衛生環境の向上に貢献するとともに、当該国の産業および経済の発展に貢献します。