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【バングラデシュ人民共和国】両国の友好を体現するシンボリックで機能的な橋梁

バングラデシュはインドやミャンマーと国境を接している、国際流通の重要な拠点です。ところが、国境をまたぐ道路・橋梁の多くは老朽化が進んでおり、国際幹線道路としての機能が低下。旅客数・貨物量の約7割が道路輸送に依存している本国で、道路・橋梁が果たす役割は大きく、早急な改善が求められていました。そこで、オリエンタルコンサルタンツグローバル(以下:OCG)は、同国と周辺国をつなぐ主要道路において、約20橋梁の架け替えもしくは新設を進める「バングラデシュ国クロスボーダー道路網整備事業」を展開しています。

その一環として、2022年10月には、全長690mの6車線道路橋であるモドゥモティ橋(カルナ橋)を新設。同橋は、日本での施工実績が豊富かつ、バングラデシュでは初の事例となる鋼ニールセンローゼ橋が採用されており、両国の友好を体現するシンボリックな橋梁だと評価されています。これまで当該地域は、周辺に橋梁がなく、渡河にはフェリーが使用されていました。しかし、経済発展に伴う交通量の増加に対応が追いついておらず、川を渡るのに長い時間を要していました。今回、モドゥモティ橋(カルナ橋)が開通したことで、渡河時間はわずか数分に短縮。さらに、主要都市間の交通や物流ネットワークが改善されたことで、周辺国との貿易促進や南アジア全域の経済発展への期待も高まっています。このような取り組み内容が評価され、本事業は2024年6月に土木学会技術賞(Ⅱ)を受賞しました。