プロジェクト
3000年の歴史を持つ世界最古のリビングヘリテージであるヴァラナシ市は、宗教や文化の中心として発展し、2015年にはUNESCOの音楽都市にも認定されています。しかし、これら伝統的文化や歴史に関する活動について、発信・交流・伝承するためのインフラが不足していました。そこで2015年12月の日印首脳会談をきっかけに、「日印友好の象徴」として、日本が無償資金協力で「ヴァラナシ国際協力コンベンションセンター」を建設することになりました。
オリエンタルコンサルタンツグローバルは共同企業体の幹事会社として、本プロジェクトの調査・設計から施工監理、開業後の劇場の運営・維持管理の技術支援までのコンサルティング業務を担当。工事期間中は新型コロナウイルスの感染が拡大し一時中断も余儀なくされたものの、無事に工事を終了することができました。
本センターはモディ首相が叡智の象徴になるよう「ルドラクシャ(菩提樹の実)」と命名。この「ルドラクシャ」で国際会議や文化・芸術行事などが開催され、ヴァラナシ市の知的・芸術的な人材交流と人的資源の開発、観光業による経済発展につながることが期待されています。