プロジェクト
2008年5月に上陸したサイクロン「ナルギス」は、13万8千人を超える死者・行方不明者を出す未曽有の人的被害をもたらしました。これを受けJICA(国際協力機構)はプロジェクトの内容検討調査を実施。気象情報が中央政府から地域・州・郡・タウンシップレベルにしか周知されておらず、ビレッジまで十分に届いていなかったことをふまえ、情報伝達の不備が被害拡大の原因と確認されました。災害の早期警報が住民に伝わるシステムを確立するため、モデル地域を設定し、通信システム、観測・警報サービス、人材育成や訓練の実施など幅広く情報伝達の方法を検討しています。