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【インドネシア共和国】産業発展に向け、教育施設の充実によって高度な人材を輩出

インドネシアではさらなる工業化の推進に向けて、主に医療や自然科学分野など理科系を中心として、養成能力をはるかに上回る人材の需要が見込まれており、高度人材育成の量的・質的な拡大が急務とされています。これを背景に、支援対象としてガシャマダ大学に着目。ガシャマダ大学は1949年に設立され、同国で最も歴史のある国立総合大学であり、教育活動の中核としてモデル的な存在です。特に医学・農学分野において、これまでも重要な役割を担ってきました。

昨今、インドネシアでは付加価値産業の育成が課題とされており、ガシャマダ大学も民間企業との共同研究により、機械製品や農産加工品の開発を積極的に進めようとしています。本事業では、教育の質の改善や、研究および製品開発の推進を図ることを目的に、講義棟・研究棟・研究用機材などを整備してきました。一連の支援事業のなかで、OCGは2018年の開始から2023年の完了まで、施設の整備や機材調達にかかる設計・施工監理に従事し、工学部本部棟・オーディトリアム・職業訓練カレッジ本部棟など、数多くのプロジェクトパッケージを成功に導きました。「インドネシア国ガジャマダ大学整備事業」の完了にあたり、2023年12月8日には同大学より感謝状が贈呈されました。

これからもOCGは、開発途上国における教育施設の整備事業を通じて、すべての子どもたちが平等に教育を受ける環境づくりを支援するとともに、当該国の人材育成と経済発展に貢献してまいります。