プロジェクト
現在の水道・下水道事業における委託は、段階ごとに個別に行われています。しかし、職員の減少や事業運営の効率化、そしてコスト削減に伴い、今後は一括して共同事業体に委託する包括委託が中心になると考えられています。中央設計技術研究所では、共同企業体に参画した際、主体的に事業を進めるために、イニシアチブが取れる商品の開発を推進。その一つが、水道・下水道施設管理システムの開発です。
このシステムは、発注元の事業体、コンサルタント会社、施工会社、維持管理会社の4社が円滑な連携を図るためのDX基盤となるもの。図面をもとに施設・設備の仕様や設置場所、関連資料が確認できたり、設備のリスク評価を行い改築費用の平準化検討を行う支援をしたりと、さまざまな機能を備えています。また、現場で点検調査を行う際には、スマートフォンやタブレットに調査表を取り込み、調査結果をシステムに反映させることも可能です。
現在、水道・下水道の施設維持管理会社とアライアンスを組み、事業を進めています。今後は管理会社の顧客に対してシステムを販売するとともに、包括委託を主体的に受注すべく、取り組み続けます。