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プロジェクト

インフラ整備・保全

現実世界に仮想現実を投影した技術の活用

デバイスを装着した際の表示イメージ

アサノ大成基礎エンジニアリングでは、駅舎点検の支援に取り組んでいます。点検の中で一度に指摘される不具合箇所は、1駅あたり数百か所に及ぶことも。そして、それらは半年以内に巡回点検という形で現地で確認する必要があり、数名で管理していることが多い施設管理者にとって、全ての不具合箇所を把握することは困難を極めています。そこで、MR技術を駅舎点検に応用して、効率的に確認できる技術開発を進めています。

MR技術とは「Mixed Reality(複合現実)」の略で、デバイスを通じて現実世界に仮想現実を投影し、新たな空間を構築する、AR(拡張現実)とVR(仮想現実)を組み合わせたような技術のこと。使用者がヘッドマウントディスプレイやVRヘッドセットなどを装着することで実現します。今回の場合、点検する作業者がデバイスを装着すると、現実の駅舎に不具合箇所が表示されているように見え、縦横無尽に広がる駅構内において不具合箇所を効率的に確認することが可能になります。

現在は、鉄道会社への提案を進めている段階であり、システムを含めた駅舎点検サービスとして展開することを想定しています。また、他分野に活用することも視野に入れ、開発を進めていきます。