プロジェクト
2024年元旦に発生した令和6年能登半島地震において、当社グループでは現場調査を支援してきました。複数の大手建設コンサルタントが支援要請を受けるなか、第一陣として現地へと向かった㈱オリエンタルコンサルタンツは、町道の主要路線の被災状況の記録を開始。ここでは、グループ会社の㈱リサーチアンドソリューションが開発した地図情報クラウドサービス「SOCOCA」を導入しました。画面上の地図に登録された写真や情報を確認・共有することで、各地の被災状況をリアルタイムに把握できます。石川県能登町職員を含む関係者に重宝されました。特筆すべきは、第二陣以降に現地入りした他の建コン各社も、調査業務をSOCOCAに一本化したことです。異なる会社間での情報の登録・共有が可能になったことで、スピーディーかつ効率的な災害対応に貢献できました。一つの市町村の現場調査において、大手建設コンサルタント各社が総出で「リレー式」により連係し、道路・橋梁・上下水道などのインフラ被害の大規模調査と応急対応を行うのは、非常にめずらしいケースです。今後も被災地でのSOCOCAの活用が期待されます。