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プロジェクト

インフラ整備・保全

電線共同溝3D設計支援システム「SmartCCB.AT」を開発

埋設物などの支障条件を回避する最短ルートを自動作成。

電線共同溝事業とは、安全で円滑な交通の確保と景観の向上を図るために「無電柱化」を推進し、道路の地下空間に電力線や通信線を設置する事業のこと。道路管理者をはじめ、電線管理者、ガス・上下水道事業者や警察といった道路占有者、地域住民など利害関係者が多岐にわたるため、計画・設計における合意形成に多大な時間を要しています。また、施工においても、障害物などの支障物件が新たに発見されることや、地域住民からの追加要望が寄せられることもあります。このため、計画・設計・施工を円滑に進めるのは困難を極めています。そこで、㈱エイテックでは、電線共同溝管路の自動設計システムを開発しました。3次元空間において埋設物などの支障物件を回避する管路部の「最短ルート・線形作成機能」に加え、設計者がルートの折れ点を指定できる「線形編集機能」、「管路材の自動割り付け機能」のほか、設計結果が確認・共有できる「縦断図・平面図などの図面作成支援機能」も有しています。現在、同社では自治体から発注される実事業において、すでに本システムを試行中。結果を受けて、継続的な機能の向上を図ります。