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プロジェクト

防災

島々の沿岸部で津波予測を実施し、避難対策として津波タワーを計画。

大島岡田港の津波避難施設のイメージ図。平成27年に完成予定。

東日本大震災を契機に、国や専門機関により想定地震動や想定津波高などの研究が行われてきました。それらの結果をふまえ、伊豆諸島および小笠原諸島の沿岸における津波来襲時の水位をシミュレーションするとともに、海岸施設などの安全性能を照査。伊豆諸島では大島・三宅島・八丈島など9つの島、小笠原諸島では父島・母島の2島を調査し、47海岸・14港の計61施設で津波来襲時の水位を設定しました。各島の海岸線を、湾の形状などの自然条件によっていくつかの海岸線に分割。過去に発生した津波の実績からその高さを整理しました。十分なデータを得られない場合はシミュレーションを実施し、水位を設定します。この結果をもとに、海岸施設の安全性を照査して必要な対策を検討します。
さらに、地震発生から数分で津波の到達が予想される大島岡田港では、フェリーなど船舶利用客やコンテナ作業員などの避難場所として、デッキ型の一次避難施設とタワー型の二次避難施設を計画しました。この津波避難施設は平常時、旅客ターミナルとして利用され観光にも寄与します。