プロジェクト
「ラウンドアバウト」は円形の平面交差点のうち、円形部分にある環道を時計回りに通行するものであり、出会い頭事故などの重大事故を削減し、安全性を確保します。また、「二段階横断施設」は、交通島を設置することにより、横断歩行者にとっては横断距離が短くなるとともに、安全確認をしやすくなり、横断歩行者関連の重大事故が削減されます。オリエンタルコンサルタンツはこれらの導入に学会活動を通じて中心的に携わっています。「ラウンドアバウト」は複数の自治体で導入され、「二段階横断施設」は国で導入が検討されています。このほか、「横断歩行者感知式注意喚起システム」を提案しています。これは、歩行者や自転車をセンサーで感知すると道路鋲が発光し、標識に「横断者注意」と文字で表示してドライバーに知らせるものです。雨の夜など視界が悪い状況で、特に事故防止に効果があります(大学・メーカーと共同開発、特許取得)。道路交通法改正や新たな交通安全施策により、全国で導入箇所が増加しています。