プロジェクト
新宿駅東口地区は、百貨店や家電量販店をはじめ、多数の飲食店を有する日本有数の商業集積地です。しかし、路上での荷さばきが常態化しており、うろつき車両や違法な路上駐車が頻発。歩行者の環境が阻害されるだけでなく、休憩に利用できる空間に乏しいため、街の魅力に欠けるという課題がありました。オリエンタルコンサルタンツは新宿区より業務を受託し、新宿駅東口地区歩行者環境改善協議会と連携しながら、「荷さばき集約化プロジェクト」と「道路空間の活用による賑わい創出」の複合型社会実験を、2ヶ年にわたり支援してきました。
社会実験のテーマを「新宿モール&パサージュ」と名付け、荷さばき車両の集約による路上駐車の減少、荷さばき時間の集約化、駐車場所・時間の適正化を図りました。さらに、車道の一部を転用した仮設歩道「S H I N J U K U S T R E E TSEATS」の設置、試飲イベントの開催・パネル表示により、歩行者が「歩きたくなるみちづくり」を提案しました。