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インドネシア スラウェシ州の離島にコールドチェーンを導入

昼間電力のない離島では、魚の鮮度を保つ氷の入手が困難。

インドネシアのスラウェシ州にある離島では、日中の電力が不足しており、多くの住民が従事している水産業においても、魚介類などの生鮮食品を低温に保ち、新鮮かつ安全に流通させる「コールドチェーン」が整っていませんでした。そこで、同州の離島に再生可能エネルギーを電源とするコールドチェーン設備を導入し、電化と水産業の発展を促進する事業を計画。2023年5月に、南スラウェシ州マカッサル市ならびに東部インドネシアの最高学府であるハサヌディン大学と、事業協力に向けた合意文書を締結しました。

2024年には、マカッサル領事事務所やJICAインドネシア事務所、現地住民の方などを招待し、起工式を実施。また、コールドチェーン設備の整備に向け、各種事業ライセンスの取得や水産物販売先の調査、サプライチェーンの構築を進めています。その際、地域の既存マーケットに大きな影響を与えないよう、現地産業との調和を図りながら準備を整えています。なお、この離島事業は㈱オリエンタルコンサルタンツグローバル初となるESG投資案件であり、将来的にはインドネシア全土に横展開することを目指しています。