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プロジェクト

海外総合事業

[中米6ヶ国]中米地域の発展を、物流・ロジスティックス分野の改善提案によりサポート

国境付近を視察し、国境税関手続きの状況などを確認

中米に位置するグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマの6ヶ国は、中米経済統合一般条約常設事務局(SIECA)の下、経済統合を進め、経済発展や国際競争力の向上に取り組んでいます。

こうしたなか、同地域の発展を妨げる一因として挙げられているのが、先進国と比較して高い水準にある陸上輸送コストです。この原因として、国境税関手続きの非効率性、物流インフラの不足・老朽化など様々な課題が指摘されていましたが、各国が独自に対策を講じるなど、効率的な課題解決には繋がっていませんでした。

本調査では、各国の物流の現状、政策・戦略、計画等の基礎情報を体系的に整理し課題を明らかにしました。また、すべての交通セクターをカバーする地域のマスタープラン策定や交通需要や経済性、財務健全性に関する定量的な評価、政策立案・実施を担う組織体制の強化に関する提言もあわせて行いました。

同提言は高く評価され、同地域全体の物流・ロジスティックス開発マスタープランの策定業務を引き続き受注しました。2019年9月にパナマで設立した当社グループのOC Latin America,S.A.とも協力し、今後も継続して同地域の経済開発・地域統合に向けた取り組みに貢献しています。

調査では、定期的に日本と中米の調査関係者があつまり意見交換を行った。