プロジェクト
スリランカの北部州・東部州では、農業の生産性向上が課題でした。ジャフナ大学農学部は、北部乾燥地域における農業を支える唯一の高等教育・研究機関。内戦のため教員や学生はキリノッチキャンパスからジャフナに一時避難し、終結後に活動を再開しましたが、必要な施設が整備されていませんでした。そこで、施設建設と機材調達を行うとともに、東京農業大学の協力でソフトコンポーネント※を実施。オリエンタルコンサルタンツグローバルは、JVの幹事会社として準備調査、詳細設計、施工監理等を支援しました。2021年2月5日、竣工式が行われ、ペイリス教育大臣、ジャフナ地区復興調整担当閣僚らが出席しました。今後も整備された施設・機材の拡充により、さらなる生産性向上と地域再建に貢献します。
※ソフトコンポーネント…施設や機材が有効に活用されるよう、技術の移転や組織づくりなどのソフト面の支援を行うこと。