プロジェクト
本業務では、水道事業の領域拡大に向けた競争力強化と、水道DXモデルの新たなサービス創出を目的とし、㈱リサーチアンドソリューションが開発した上水道CADシステム「瞭水」について、競合他社に劣っている専門性や実用性を向上させる取り組みを実施しています。
グループ会社協力のもと、配管設計業務を経験。得た知識をもとにCADシステムを刷新し、実用性を高めました。また、水道領域拡大のため、設計コンサルタント向け「瞭水」の実証実験も行っています。実験の舞台となった埼玉県入間市では、簡易設計を直営で行い、詳細設計を外部コンサルへ委託していました。そのため、納品された数量計算の積算システムへの入力が大きな手間となってしまいます。そこで、インターネット回線を利用し業者が作図、電子納品された成果物と自治体が利用する積算システムを連携させることで業務の効率化を図りました。
人員削減や団塊世代の退職により職員不足が深刻化している水道事業者にとって、業務の効率化は急務となっています。今後も、自治体がまだ迅速化・効率化できていない業務を、専門知識を活かしシステム化することで、上水道の課題解決に寄与します。