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プロジェクト

インフラ整備・保全

交通渋滞改善のためのコンサルティング業務

先行工区で使用される直径6.9mのトンネル・ボーリング・マシン。

フィリピンのマニラ首都圏では、人口増加に伴い交通渋滞が深刻化するものの、渋滞緩和に対して効果的な地下鉄は建設されていませんでした。本事業では、同地域における大規模公共交通網の南北軸として、北部ケソン市と南部パラニャケ市を結ぶ、フィリピンで初となる全長約27kmの地下鉄を整備。交通渋滞を改善し、最的には同国の経済を活性化することを目的としています。

オリエンタルコンサルタンツグローバルは、地下鉄建設に関するコンサルティング業務を担当。駅周辺における交通整備と、周辺の商業オフィスや住宅などの開発を一体として実施することにより、公共交通の利用を促進する公共交通指向型開発(TOD)を支援し、主要幹線道路の渋滞緩和を目指します。ほかにも、施工業者を選定する際の入札補助や、施工管理・運営維持なども担当。BIMやGISといったデジタルエンジニアリングの活用、および日本の最先端技術を活用した耐震設計や鉄道システム、車両を導入しながら、整備を進めています。同地下鉄は2027年に開通を予定しています。