当社グループはこれまで、インフラメンテナンスの分野で高い評価を獲得してきました。㈱オリエンタルコンサルタンツは、「第７回インフラメンテナンス大賞国土交通省優秀賞」を受賞。設計者・施工者・発注者の三者会議を活用した、基礎自治体向けＥＣＩ方式（田原本町仕様）の制度検討・導入支援と、橋梁の点検、修繕計画、補修設計・工事、情報管理までを複数年包括発注する仕組みの構築が評価されました。また、河川分野においても、土木学会が主催する「２０２３年度インフラメンテナンスチャレンジ賞」を受賞しています。木曽川上流において、ＡＩ画像解析による効率的なデータの定量化技術をベースに、クラウドサービスにより河川管理者の対策判断を支援する仕組みを構築しました。

さらに、㈱オリエンタルコンサルタンツグローバルは、同じく土木学会が主催する「２０２３年度インフラメンテナンスプロジェクト賞」を受賞。フィリピン国の地域経済を支える主要幹線道路であり、供用から５０年を迎える第一セブ・マクタン橋における健全性調査と、その結果に基づく緊急補修工事が対象です。本プロジェクトは、同国における現地での橋梁維持管理レベルの向上に貢献したことが評価されました。今後も、日本のインフラメンテナンス技術を移転するとともに、維持管理の大切さを伝え、橋梁が長く安全に使いつづけられるよう支援していきます。