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プロジェクト

インフラ整備・保全

構造物の施工プロセスから3次元モデルを活用

現場で使用している機材。ヘルメット頭上には360度ミラーが設置されている。

人手不足が続く建設業への対策として、国土交通省は2023年を目標に、BIM/CIM※を原則として全直轄事業で適用する方針を打ち出しました。しかし、施工者や発注者は2次元設計図に慣れ親しんできたため、3次元モデルを基にした新たな手法はなかなか普及しませんでした。そこで、エイテックは、施工プロセスにおける3次元データの活用を支援。効果的・効率的な工事手法の提案を目指します。

支援の順序は、①施工のためのシミュレーションモデルの作成②ホロレンズを活用した施工確認・アシスト③3次元モデル上での情報管理④光回線とWi-Fi無線の構築による現場とのやり取りのリモート化という4つに分けられます。ホロレンズでの投影においては、ヘルメットの頭上に360度ミラーを設置することで、投影位置を補正。これにより、施工支援に十分な精度の投影が実現しました。また、情報管理を3次元モデル上で行うことで、より直感的な情報の集約・呼び出しができます。検索やデータ検証機能もあり、利便性に優れています。


※BIM/CIM…計画から施工、維持管理まで各段階において3次元モデルを活用し、円滑な情報共有を目指す取り組み。