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プロジェクト

交通

リアルタイム交通情報を発信する追突注意喚起の効果検証を実施

国道23号における情報板の設置状況。

㈱オリエンタルコンサルタンツと㈱エイテックは、国土交通省より「令和4年度 三重管内交通安全対策検討業務」を受注し、管内の交通安全対策の検討・推進に取り組みました。管内における死傷事故発生状況においては、追突事故の割合が半数以上を占めていることがわかっています。さらに、管内の死傷事故の約3割が主要渋滞箇所に該当する地点で発生していることから、事故が多発している主要渋滞箇所においてICT技術を活用した追突注意喚起システムの検討・開発・実証実験を行いました。調査する地点を通過する車両を、㈱エイテックが開発した可搬型交通量計測装置「MOVTRA」を使用して赤外線センサーで24時間感知し、交通量や速度を計測。速度低下を検知すると、情報板にリアルタイムで注意喚起を表示します。

実証実験の結果、実験前後で渋滞量が同程度だった路線において、急減速の発生頻度が減少。効果を検証するためのアンケートにおいては、実証実験期間中に情報板を確認したドライバーの約5割以上が、走行時の注意力が向上したと回答しています。今後は技術の高度化に取り組むとともに、交通渋滞対策としての応用も検討します。