プロジェクト
「質の高いインフラ」の象徴となる日本独自の強みを発揮した建設プロジェクトを表彰するJAPANコンストラクション国際賞(JapaCon)。6度目となる今回は、㈱オリエンタルコンサルタンツグローバルが携わった「バングラデシュ国カチプール・メグナ・グムティ新橋建設及び既存橋改修工事」が国土交通大臣表彰を受賞しました。
南アジアに属するバングラデシュ人民共和国では慢性的な渋滞が問題となっており、さらに、河川の増水期に水流で橋梁が流されてしまう「洗掘問題」が深刻化。当プロジェクトは首都ダッカ、そして重要港湾がある第二の都市チョットグラムを結ぶ既存橋の改修・補強、そして新橋を平行して建設しました。現在の交通機能を止めずに近接工事を行い、現場での作業を可能な限り省略することで工期の短縮を図りました。また、日本の優れた建設技術を導入・移転することで、橋梁の耐久性を向上させ、将来必要となる橋梁の維持管理費の低減にも貢献しました。
この建設技術の導入・移転が、バングラデシュにおける土木技術と社会の発展に大きく寄与したと評価され、この度の受賞となりました。今後も、㈱オリエンタルコンサルタンツグローバルでは、高品質で持続可能な、そして強靱なインフラの整備を通じて、あらゆる国々の経済発展を支援してまいります。