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プロジェクト

インフラ整備・保全

道路維持管理システムを活用した実証実験で 効果を検証。

(上)巡回点検支援・通報管理システムの概念 (下)車両に搭載された3次元レーザー計測器によりひび割れを検知。道路の状態を可視化します。[資料提供 ㈱東芝/㈱トプコン]

オリエンタルコンサルタンツとオリエンタル群馬は、㈱東芝と㈱トプコンと共同開発中の「ICTを活用した道路維持管理システム」を、前橋市の道路維持管理で活用する実証実験を行っています。実証実験は、ICTを活用して道路の状態を管理する「巡回点検支援・通報管理システム」と、舗装の画像を撮影して管理する「舗装点検システム」の2つです。
「巡回点検支援・通報管理システム」は、日常の点検や住民からの問い合わせなどで発見した道路の異常を、スマートフォンなどで現場から送信し、クラウド上で管理するもの。一方、「舗装点検システム」はMMS(※)により取得した3次元の画像データから、舗装のひび割れや凹凸などの損傷状態を可視化するものです。
実証実験を始めて半年。「実務的なシステムである」と一定の評価を受けています。今後はさらに、システムの改善や仕組み・体制づくりを検証し、持続可能な地域のインフラ保全に貢献してまいります。

※MMS…M obile M apping S ystemの略。車両に搭載したデジカメと3次元レーザー計測機を使って、道路や周辺映像と3次元点群データを計測する装置のこと。